タカラダニと呼ばれる赤い色をした体長約1~2.7mmのダニがいます。
なぜタカラダニという名前が付けられたのかというと、子どもたちが捕獲したセミの抜け殻についていて、宝石のように輝いて見えたからと言われていますが、真偽のほどは定かではありません。
日本では比較的多く生息している種類ですが、特徴的なのは幼虫のときにはバッタやセミ、カマキリやクモなど他の虫に寄生し、成虫になるとコケを食べたりもします。
そして、これまでメスしか発見されたことはなく、単為生殖を繰り返す不思議なダニとしても知られています。
謎に包まれている部分が多く、メスしかいないことからミステリークイーンというあだ名がつけられているほどです。