ハエは衛生害虫の代表格とも言える存在で、特に人家周辺で目にするイエバエやニクバエなどは嫌われています。
一方で、ハエの中には森や林などに住みあまり人目に触れることのない種類も多いです。
その一つがベッコウバエです。
北海道から九州と、日本の広い範囲に生息していますが家の中に入ってくることはあまりありません。
雑木林で樹液などを餌にして生活しています。
体長は2センチほどで、黄褐色と黒の体を持ち一見ハチのようにも見えます。
かなり珍しいのが琉球諸島に生息するヒメシュモクバエです。
眼が左右に突き出した特徴的な姿をしており、撞木に似ていることがシュモクバエという名前の由来です。
より眼が突き出しているオスの方が、メスにモテると言われています。