ハエは室内をブンブン飛び回られると不快なものですが、時には気分を害するだけでなく、健康被害をもたらすこともあります。
というのも、ある種のハエはアレルギーを引き起こすことがあるからです。
ハエアレルギーの原因になるのは、ユスリカと呼ばれるハエ目の昆虫です。
池や川などの水中で卵からかえり、成虫になると空を飛ぶようになります。
このユスリカの死骸が細かく砕けて空気中に浮遊したものを吸い込むと、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などを引き起こすおそれがあります。
これを防ぐには、まずはユスリカが室内に入って来ないようにする必要があります。
夏場でも窓やドアを開け放さず、なるべく目の細かい網戸を取り付けるようにします。
もし入って来た場合はエアゾール式の殺虫剤で駆除しますが、こまめに掃除器をかけるなどして死骸を放置しないように気を付けます。