ムカデの毒は蜂の有する毒と似ていますので、刺されるとアレルギー症状が出る恐れがあります。
刺された箇所に痛みが出るだけでなく、悪寒や吐き気、頭痛等が引き起こされるケースもあります。
刺された時に体内では何が起こっているのかを確認すると、ムカデのもつ毒がアレルゲンとなって体内の抗体と反応し、その反応の結果ヒスタミン等のかゆみの原因物質が分泌されて、かゆみや炎症が引き起こされる仕組みです。
毒成分が注入される時に物理的な刺激を受けるのと同時に、注入された物質の化学的刺激によって症状が起こります。
正しい対処法は、まずはすぐにお湯で洗い流します。
ムカデの毒は熱に弱いことを利用し、43~46度の熱で活動を弱め、途中で弱酸性以外のシャンプーや石鹸で洗い流したらステロイド系の外用薬を塗るのが応急処置です。